アドナン・アル・ラジーブ監督の短編映画「アリ」が、カンヌ国際映画祭2025で審査員特別賞を受賞し、バングラデシュ映画にとって大きな節目を迎えました。この受賞は、同国の映画産業にとって国際舞台での注目すべき成果となります。第78回カンヌ国際映画祭は、2025年5月24日(土)に閉幕しました。
アドナン・アル・ラジーブ監督による15分の映画「アリ」は、女性が歌うことを禁じられている沿岸の町に住む少年を中心に描かれています。アル・アミンが主演を務め、規範に逆らい、夢を追いかけるというテーマを探求しています。この映画は、2025年5月23日(金)にカンヌで上映されました。
短編映画コンペティションの審査員は、ドイツ人監督のマレン・アデが率い、レイノルド・マルコス・グリーン、キャメリア・ジョーダナ、ホセ・マリア・プラド・ガルシア、ネボイシャ・スリェプチェビッチが参加しました。この賞は、世界の映画界におけるバングラデシュの才能に対する認識の高まりを強調するものであり、バングラデシュの映画がカンヌで公式な賞を受賞したのは今回が初めてです。