2025年7月16日、クロアチアのプーラで開催された第72回プーラ映画祭が閉幕し、クロアチア映画界の新たな才能と作品が称賛されました。
最優秀作品賞であるグランプリ・ゴールデンアリーナ賞は、イヴァン・ラミャク監督のドキュメンタリー映画『ピースメーカー』に贈られました。編集部門では、ダミール・チュチッチが同作品でゴールデンアリーナ賞を受賞しました。
最も多くのゴールデンアリーナ賞を獲得したのは、イゴール・ベジノヴィッチ監督のドキュメンタリー・フィクション映画『フューメ・オ・モルテ!』で、監督賞、プロデューサー賞、キャスティング賞、メイクアップ、プロダクションデザイン、衣装デザインの各部門で受賞しました。
主演男優賞と主演女優賞は、フィリップ・ペルゾヴィッチ監督の『グッド・チルドレン』のニナ・ヴィオリッチとフィリップ・ショヴァゴヴィッチが受賞しました。脚本賞と撮影賞も同作品が受賞しました。
助演男優賞は『サンドバッグ・ダム』のアンドリヤ・ジュネツが受賞し、助演女優賞は『ドラジェン』のズリンカ・ツヴィテシッチが受賞しました。
少数派共同制作部門では、ニコラ・レジャイッチ監督の『ハウ・カム・イッツ・オール・グリーン・アウト・ヒア?』が最優秀作品賞を受賞し、主演男優賞と撮影賞も獲得しました。
学生部門では、ヤン・クレヴァティン監督の短編映画『ギリシャのアプリコット』がゴールデンアリーナ賞を受賞しました。
プーラ映画祭は、クロアチア映画界の発展と新たな才能の発掘に貢献し、映画製作者にとって重要なプラットフォームとなっています。