2025年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)は、9月7日にニューヨーク州エルモントのUBSアリーナで開催され、音楽界のトップアーティストたちが集結します。授賞式は初めてCBSで生中継され、MTVとParamount+でも同時に視聴可能となります。
今年の最多ノミネートはレディー・ガガで、12部門に名を連ねています。ガガは「Mayhem」、「Die With a Smile」(ブルーノ・マーズとのデュエット)、「Abracadabra」などの楽曲で、年間最優秀アーティスト、年間最優秀ビデオ、年間最優秀楽曲、アルバム・オブ・ザ・イヤーなどの主要部門でノミネートされています。これはガガにとって2010年、2020年に次いで3度目の最多ノミネートとなります。それに続き、ブルーノ・マーズが11部門、ケンドリック・ラマーが10部門でノミネートされています。ロゼとサブリナ・カーペンターもそれぞれ8部門でノミネートされており、多様なアーティストが受賞候補となっています。
今回の授賞式では、影響力のあるキャリアを称える特別賞も授与されます。バスタ・ライムスは、ヒップホップ界への境界を打ち破る文化的影響力と不屈の音楽キャリアを称えられ、初のロック・ザ・ベルズ・ビジョナリー賞を受賞します。彼はこれまでに2000万枚以上のアルバムを売り上げ、12のグラミー賞にノミネートされ、ビルボード200で7つのトップ10デビューを果たしています。リッキー・マーティンは、ラテン音楽と文化を世界に広めた40年にわたるキャリアを称えられ、初のラテン・アイコン賞を受賞します。これは、彼が25年前にVMAで初めてラテン系アーティストとして主要部門でノミネートされ、その後のラテン音楽の世界的ブームの火付け役となった功績を称えるものです。
パフォーマンスには、アレックス・ウォーレン、J・バルヴィンとDJ・スネーク、サブリナ・カーペンター、ソンブルといった多彩な顔ぶれが登場します。ケンドリック・ラマーは、「Not Like Us」で6部門を含む10部門でノミネートされており、特に年間最優秀ビデオと最優秀ヒップホップ賞が注目されています。彼のアルバム「GNX」もアルバム・オブ・ザ・イヤー部門にノミネートされています。