バスケットボール界のレジェンド、コービー・ブライアント選手の2015年製パニーニ・フローレス・ロゴマンカードが、プライベートセールで230万ドル(約3億5千万円)で落札され、コービー選手のカードとしては過去最高額を記録しました。この記録的な取引は、故コービー選手がコレクターの間で依然として絶大な人気を誇っていることを示しています。
このカードは、2022年2月に200万ドルで落札された1997年製メタル・ユニバース・プレシャス・メタル・ジェムズ・グリーンカードのこれまでの最高記録を更新しました。スポーツメモラビリア市場におけるブライアント選手の不朽のレガシーを浮き彫りにするこの売却は、彼の悲劇的な死(2020年)以降、彼のカードの価値がさらに高まっていることを反映しています。コレクターは彼のカードを、単なる収集品としてだけでなく、彼の偉大な功績とレガシーへの投資と見なしています。特に「プレシャス・メタル・ジェムズ」シリーズや、レブロン・ジェームズ選手、マイケル・ジョーダン選手とのデュアルまたはトリプル・ロゴマンカードは、数百万ドル規模で取引されることも珍しくありません。例えば、2022年8月には、3人のレジェンドが描かれたトリプル・ロゴマンカードが168万ドルで落札され、2023年6月にはデュアル・ロゴマン・オートグラフカードが84万ドルで取引されました。
今回記録的な価格で落札された「ロゴマン」カードは、NBAのロゴパッチが使用されていることが特徴で、その希少性と限定性からコレクターに非常に人気があります。パニーニ社のフローレス・コレクションの中でも最高峰と位置づけられるこれらのカードは、単なるトレーディングカードを超え、スポーツ史における貴重な芸術品としても評価されています。ブライアント選手の揺るぎない人気とメモラビリア市場の活況は、今後も彼のカードが記録的な価格で取引され続けることを示唆しています。