カーニバル・クルーズ・ラインは、2027年から2028年のシーズンにかけて、ロングビーチ発着の初のハワイ専門クルーズシリーズを導入します。この新たな取り組みは、乗客にハワイ諸島での没入感あふれる体験を提供することを目指しています。
カーニバル・レジェンド号は、2027年10月から2028年4月にかけて、14日間のカーニバル・ジャーニーズとしてハワイへ航海します。この航海には、ホノルル、マウイ島、カウアイ島、ヒロ、コナへの寄港が含まれ、さらにエンセナダ(メキシコ)への立ち寄りも予定されています。
このハワイクルーズへの進出は、没入型旅行体験への需要の高まりを反映しています。カーニバルは、ハワイへのクルーズ提供に加え、様々な地域で新造船や新しい航路を導入し、船内設備や乗客定員を拡充しています。特に、2027年と2028年には、最大6,600人の乗客を収容できる大型の新造船2隻が就航予定であり、さらに2029年、2031年、2033年には、同社史上最大の乗客定員を誇る船舶の引き渡しを受ける計画です。
カーニバルは、ハワイシリーズの新造船にエネルギー効率の高い技術を採用するなど、持続可能性へのコミットメントを強調しています。同社は、2030年までにCO2排出量を2018年比で40%削減するという目標を掲げており、LNG燃料船の導入や空気潤滑システムの採用などを進めています。
旅行者は、これらの新しい魅力的な航路を予約することで、カーニバルならではの革新的な船で忘れられない旅を体験できるでしょう。2027年から2028年のシーズンは、進化し続ける現代の旅行者のニーズに応える、クルーズラインにとって新たな時代の幕開けとなります。カーニバル・クルーズ・ラインは、顧客体験を重視しており、予約から乗船、下船後まで、シームレスな体験を提供するために、ITインフラの強化にも力を入れています。