スラバヤ・ナフダトゥル・ウラマ大学（Unusa）のシャムスル・グフロン教授は、インドネシア語教育への「ラフマタン・リル・アラミン」（RA）の統合を提唱しています。RAは、普遍的な愛と慈悲のイスラム教の教えです。2025年5月22日、グフロン教授は就任演説で、教育者に対し、インドネシア語を単なるコミュニケーションツールとしてではなく、国民性を形成する手段として捉えるよう促しました。
「Bahasa Indonesia sebagai Media Pendidikan Karakter Rahmatan Lil Alamin: Integrasi Nilai dalam Pembelajaran Bahasa Indonesia」（ラフマタン・リル・アラミン人格教育の媒体としてのインドネシア語：インドネシア語学習における価値観の統合）と題された講演で、彼は言語的側面を倫理的、宗教的、社会文化的価値観と結びつける統合的なアプローチを強調しました。これは、インドネシアのイスラム寄宿学校（ペサントレン）での実践と同様です。
Unusaの学長であるアフマド・ジャジディ教授は、グフロン教授の業績に誇りを示し、言語を通して人生の価値観を伝える能力を強調しました。グフロン教授の提唱は、インドネシア語の音韻論から構文論まで、RAに沿った道徳的価値観を植え付けることを目的としています。彼は、RAの価値観をインドネシア語学習に統合することが、知的で共感的で、平和を促進する世代を育成するために戦略的であると信じています。