ポーランド、バルト海での大規模な石油・ガス田発見

編集者: S Света

ポーランドのバルト海沖で、同国史上最大規模の石油・ガス田が発見されました。カナダの企業、セントラル・ヨーロピアン・ペトロリアム(CEP)が発表したこの発見は、シュヴィノウイシュチ近郊のバルト海沖約6キロメートルの地点で行われた掘削作業により確認されました。

発見された油田は、主にメイン・ドロマイト層に位置し、62メートルの炭化水素柱が確認されました。油のAPI重度は33.4度で、商業的な抽出に適した軽質の原油とされています。

初期の推定によれば、この油田は約2億バレルの石油換算量(BOE)を含んでおり、これはポーランド史上最大の従来型油田の一つとされています。

さらに、ロトリエゲンド層などの深部の地層にも低リスクの探査・評価・二次回収の可能性があり、これらを含めると、総計で4億BOE以上の回収可能な炭化水素資源が見込まれています。

この発見は、ポーランドのエネルギー自立性を高め、外部の化石燃料供給者への依存度を低減させる可能性があります。CEP社のCEO、ロルフ・G・スカー氏は、「この発見は、ポーランドのエネルギー部門にとって歴史的な瞬間であり、バルト海の地質的・エネルギー的な潜在能力を解き放つ共同の機会を提供します」と述べています。

現在、CEP社はこの油田の開発に向けて、ポーランド国内外のパートナーとの協力を模索しており、持続可能なエネルギー開発のための重要なステップと位置付けています。

ソース元

  • Baltic News Network - News from Latvia, Lithuania, Estonia

  • Poland discovers one of Europe's largest oil deposits in a decade

  • What could biggest oil discovery in Poland's history mean for Europe's energy mix?

  • German representatives criticize Polish Baltic Sea oil drilling plan

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