2025年7月7日、エクアドルはイタリアとの間で、1000万米ドル相当の債務を安全保障分野に充当する交換協定を発表しました。
この資金は、エクアドル国内の安全保障プログラムに充当される予定です。ハラミージョ大統領報道官は、資金の40％が国家警察の装備に充てられると発表しました。残りの資金は、検察官、刑務所制度、マネーロンダリング防止メカニズムへの支援を含む、安全保障分野における協力イニシアチブを支援するために使用されます。
この合意は、ダニエル・ノボア大統領による最近の国際訪問に続くものです。大統領は中国、スペイン、イタリアを訪問し、二国間関係の強化と、国家開発の主要分野における協力を誘致することを目指しました。エクアドルはまた、2026年から2028年までのイタリアの移民規制である「デクレト・フルッシ」にも含まれ、非EU労働者の正規入国を可能にすることになりました。
この協定の実施は、共同監督の下、透明性をもって行われます。外務省と大統領府は、大統領帰国後、実行期限、担当機関、資源管理メカニズムについて報告を行う予定です。この協定は、エクアドルとイタリア間の良好な関係を象徴するものであり、両国間の安全保障協力の強化に繋がることが期待されます。日本においても、国際社会における安全保障協力の重要性はますます高まっており、今回の合意は、他国との協力のあり方について、示唆に富むものと言えるでしょう。