中国とパキスタンは、両国間の経済協力を強化するため、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)の第二段階に着手しました。この新たな段階では、工業化、農業、クリーンエネルギー、社会経済プロジェクトなど、多岐にわたる分野での協力が進められています。
特に、ラシャカイ特別経済区(SEZ)は、CPECの重要なプロジェクトの一つとして注目されています。2023年7月には、ラシャカイSEZの第一段階が開業し、工業化の促進と雇用創出が期待されています。
また、グワダール港に建設された新国際空港は、2024年10月に開港しましたが、周辺地域のインフラ整備が未だ進んでおらず、空港の利用状況には課題が残っています。
さらに、バロチスタン州での治安状況が不安定であり、CPEC関連のプロジェクトや中国人労働者に対する攻撃が報告されています。これらの状況は、CPECの進行に影響を及ぼす可能性があります。
これらの動向は、CPECの進展と課題を反映しており、今後の展開が注目されます。