マニラ - フィリピンと欧州連合は、2025年6月2日に安全保障・防衛対話を正式に開始しました。このイニシアチブは、サイバー攻撃や外国の干渉などの新たな脅威に対処することを目的としています。この発表は、EUの外交政策責任者であるカヤ・カッラス氏がマニラを訪問し、フィリピンのエンリケ・マナロ外相と会談した際に行われました。
この対話は、協力関係を深め、安全保障および防衛問題に関する専門知識の交換を促進することを目的としています。共同イニシアチブは、海上安全保障、サイバーセキュリティ、外国の情報操作への対抗、および危機対応に焦点を当てます。この協力は、2012年に締結されたEUとフィリピンのパートナーシップ協力協定の下で行われます。
両当事者は、ルールに基づく国際秩序と、特に南シナ海における地域の安定を促進するというコミットメントを再確認しました。EUは、特にフィリピンが2026年にASEANの議長国を務めることから、フィリピンと緊密に協力することを目指しています。