キシナウにて、2025年7月4日（金）に、欧州連合（EU）とモルドバ共和国による初の二国間首脳会談が開催される運びとなりました。この会談では、両側の首脳陣が一堂に会し、協力関係の更なる強化とモルドバの欧州統合について協議を行います。
会談には、欧州委員会委員長ウルズラ・フォン・デア・ライエン氏、欧州理事会常任議長アントニオ・コスタ氏、そしてモルドバ大統領マイア・サンドゥ氏が出席されます。2時間半弱という限られた時間の中で行われる予定であり、その重要性が伺えます。
モルドバは2022年6月にEU加盟候補国の地位を正式に獲得しました。今回の首脳会談は、特に現在の地政学的状況を踏まえ、モルドバの欧州統合を支援するというEUの強いコミットメントを示すものです。
主要な議題の一つとして、ウクライナとの加盟交渉からのモルドバの切り離しが検討される可能性があります。EUは、モルドバのEU加盟への道を支援し、必要な改革を促進することに尽力しています。
この首脳会談は、モルドバの欧州統合に対するEUの揺るぎない支持と、地域協力の強化に向けた明確なメッセージを発信するものです。日本としても、国際社会の一員として、この動きを注視し、今後の展開を見守る必要があります。