リオデジャネイロ、ブラジル、2025年7月7日 — 第17回BRICS首脳会議において、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、エジプト、エチオピア、イラン、UAE、インドネシアの首脳は、国際的なガバナンス問題に焦点を当てた共同宣言を採択しました。
この宣言では、国連安全保障理事会の緊急かつ包括的な改革が求められました。首脳らは、理事会の構造が現代の国際的な現実を反映し、発展途上国が国際的な意思決定により多く参加できる機会を提供するものであるべきだと指摘しました。
会議ではまた、グローバルな貿易問題も議題となり、一方的な貿易措置を非難し、ルールに基づく多角的貿易体制への支持を改めて表明しました。さらに、世界的な紛争についても議論し、平和と発展に向けた外交的アプローチへの支持を表明しました。
日本としても、国際社会における役割を果たす上で、国連の機能強化は重要な課題です。今回のBRICS首脳会議の議論は、その重要性を改めて示すものであり、今後の国際的な議論の動向を注視していく必要があります。特に、安全保障理事会の改革については、日本の立場を明確にし、国際社会との連携を深めていくことが求められます。