2025年8月2日午前2時10分頃(日本時間)、インドネシア東部のレウォトビ・ラキラキ火山で大規模な噴火が発生しました。日本気象庁によると、噴煙は約19,000メートルの高さに達しました。
この噴火により、周辺地域では火山灰の降下や火山性雷が観測され、住民に対して避難指示が出されました。インドネシア当局は、火口から半径6キロメートル以内の立ち入りを禁止し、強い雨による土石流や河川の氾濫の恐れについても警戒を呼びかけています。
また、日本気象庁は、噴火による津波が日本に到達する可能性を調査しています。早い場合、沖縄県地方には午前5時30分頃に到達する可能性があり、最大波の高さは不明です。現在、津波の観測状況については有意な潮位変化は確認されていませんが、引き続き情報収集が行われています。
レウォトビ・ラキラキ火山は、インドネシアで最も活発な火山の一つであり、過去にも複数回の噴火が記録されています。2025年に入ってからも、6月17日や7月7日にも噴火が発生しており、当局は警戒レベルを最高のレベル4(Awas)に引き上げ、住民や観光客に対して注意を促しています。
現在、現地の状況は流動的であり、今後の情報に注意が必要です。最新の情報は、インドネシア当局や日本の気象庁からの発表を確認してください。