サウジアラビアは、再生可能エネルギー分野での大規模な投資を発表しました。ACWA Power、Badeel(公共投資基金傘下の企業)、およびAramco Powerが共同で、サウジアラビア全土で5つの大規模な太陽光発電所と2つの風力発電所を開発するための電力購入契約(PPA)を締結しました。これらのプロジェクトは、総容量15,000メガワット(12,000メガワットの太陽光発電と3,000メガワットの風力発電)を目指しており、総投資額は約83億ドル(約3,110億サウジリヤル)と報じられています。
これらのプロジェクトは、サウジアラビアの国家再生可能エネルギー計画(NREP)の一環として、エネルギー省が主導しています。NREPは、2030年までに58.7ギガワットの再生可能エネルギー容量を達成することを目指しており、そのうち40ギガワットが太陽光発電、16ギガワットが風力発電からの供給を予定しています。
ACWA Powerは、サウジアラビア国内での再生可能エネルギーの拡大において重要な役割を果たしており、これらの新たなプロジェクトにより、同社の再生可能エネルギー容量は世界的に35,000メガワットに達する見込みです。
これらの取り組みは、サウジアラビアの経済成長を加速させ、技術革新を促進するだけでなく、世界的なエネルギー転換にも貢献するでしょう。