米国務省は、エジプト政府へのNational Advanced Surface-to-Air Missile System(NASAMS)防空システムの潜在的な売却を承認しました。
この売却には、4つのAN/MPQ-64F1 Sentinelレーダーシステム、複数のミサイル、誘導ユニットが含まれています。
NASAMSは、米国とノルウェーが共同開発した中距離防空システムで、固定翼および回転翼の航空機、無人航空機、巡航ミサイルなどの脅威に対応する能力を持っています。
この売却は、米国の外交政策および国家安全保障の目標を支援し、中東における主要な非NATO同盟国であるエジプトの安全保障を強化することを目的としています。
売却が最終的に承認されると、米国の政府職員と契約者がエジプトに派遣され、訓練や技術的・物流的支援を提供する予定です。
エジプトは、米国との長年の同盟関係を持ち、1979年のイスラエルとの平和条約締結以降、米国からの防衛資金援助を受けています。
この売却は、エジプトの防空能力を強化し、地域の安全保障環境に影響を与える可能性があります。