金正恩総書記、三池淵リゾート落成式に娘・金主愛氏を同席させ後継者観測を再燃

編集者: gaya ❤️ one

Samjiyon Tourist Resort, Mount Paektuの近く, North Korea

朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者である金正恩総書記は、2025年12月23日、白頭山近郊の三池淵(サムジヨン)観光リゾートにおいて、新たに建設された豪華な施設群の落成式を主宰した。この式典には金総書記の娘である金主愛氏と妻の李雪主氏も出席したが、特に金主愛氏の露出が目立ち、国家指導体制における彼女の将来的な役割について国内外で憶測が広がっている。このリゾート開発は、国際的な経済制裁下で外貨獲得を目指す北朝鮮の経済再建戦略の一環として位置づけられている。

Samjiyon Tourist Resort, Mount Paektu の近く, North Korea

落成した複合施設には、イカル、ミリョン、ソベクス、チョンボン、ポトナムの五つの新規ホテルに加え、温泉施設やバーベキューレストランなどの高級アメニティが整備された。金総書記は、2025年12月20日と21日の先行開業に続き、23日の全体落成式で施設を視察し、寝具の硬さや浴場の状態を入念に確認した。総書記は施設が実用性、多様性、芸術性の全てで高い水準にあると評価しつつ、職員の資質向上を強く求めた。朝鮮中央通信(KCNA)は、このリゾートを「人民の絶え間ない理想と国家の発展潜在力を示す明白な証拠」として報じている。

金主愛氏の動向は、彼女が次世代の指導者候補として公に位置づけられつつあることを示唆している。国家情報院の推定によれば、金総書記には三人の子供がおり、金主愛氏は現在12歳か13歳と見られている。彼女は以前から軍事関連行事で姿を見せていたが、2025年12月15日の工業団地落成式にも出席するなど、最近では非軍事的な経済・商業イベントへの参加が増加し、露出の幅を広げている。アナリストは、三池淵リゾートのような大規模観光インフラへの注力が、制裁回避と外貨獲得の具体的な手段であると分析している。北朝鮮は過去にも2025年7月に元山葛麻ビーチリゾートを開業するなど、観光地化に注力してきた経緯がある。

KCNAが公開した写真では、金総書記と娘のツーショットが、妻である李雪主氏の写真よりも大幅に多く使用されており、国民の視線を次期指導者候補へと誘導する意図が読み取れる。専門家の一部は、彼女が過去の世襲継承者よりも早い段階で育成されており、「最有力候補」であるとの見方を示している。過去には「愛するお子様」といった敬称が用いられてきたが、2024年3月には最高指導者層に用いられる「嚮導」を意味する表現が使われるなど、地位の格上げが図られてきた。この演出は、体制の継続性を国内外に示すための計算された戦略と見なされている。

一方で、国家メディアはこの新しい施設群が北朝鮮人民を「世界に何一つ羨むものがない最も尊厳ある存在」にしたと喧伝している。しかし、アナリストの試算によれば、北朝鮮の国営工場労働者の平均月収はわずか3米ドル程度と推定されており、豪華リゾートの存在と国民の経済実態との間には深刻な乖離が存在する。北朝鮮は国際的な孤立が続く中で、特に中国からの団体観光客受け入れ再開を通じて経済的活路を見出そうとしており、観光業は制裁対象外の重要な外貨獲得手段である。2026年初頭に予定される第9回党大会を前に、体制の安定と経済的成果のアピールが急務となっている。

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ソース元

  • Deutsche Welle

  • Daily Mail Online

  • The Sun Malaysia

  • CNA

  • The Korea Times

  • India Today

  • 38 North: Informed Analysis of North Korea

  • The Korea Times

  • Korea JoongAng Daily

  • Arirang

  • CHOSUNBIZ

  • Reuters

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