エルサルバドルの人権擁護団体クリストサルは、政府からの嫌がらせを受け、活動を停止し、スタッフを避難させました。この事態は、同国の民主主義と人権状況の悪化を示しています。
国連人権高等弁務官事務所（OHCHR）は、エルサルバドルにおける人権侵害の増加を報告しています。特に、治安対策の名の下で行われる恣意的な逮捕や、過密状態の刑務所での人権侵害が問題視されています。また、市民社会の活動家やジャーナリストに対する攻撃も増えており、表現の自由が脅かされています。
クリストサルのグアテマラとホンジュラスへの避難は、この状況の深刻さを物語っています。同組織は、亡命先から状況を監視し、人権擁護活動を継続する予定です。この事件は、国際社会がエルサルバドルにおける人権状況を注視し、政府に対し人権尊重を促す必要性を浮き彫りにしています。
日本政府も、国際機関と連携し、エルサルバドルにおける人権状況の改善を支援していくことが求められます。