エジプトのスエズ運河経済特区(SCZone)は、国際的な投資と開発が活発に進行しています。特に、アラブ首長国連邦(UAE)の海運大手であるアブダビポートグループとの協定により、物流・工業地帯の開発が加速しています。
この協定に基づき、アブダビポートは特区内での開発を進めており、エジプトの海事・物流インフラへの投資を加速させています。
また、スエズ運河経済特区内には、アイン・ソフナ港近くの約9平方キロメートルの工業団地があり、64社が活動しています。中国の天津経済技術開発区(TEDA)は「中国・エジプト・スエズ経済貿易協力区」を設け、中国遠洋運輸集団による物流拠点設置や、巨石集団が進出しガラス繊維を生産しています。
さらに、ロシア企業専用の工業団地の建設も計画されており、約30社が入居を検討しています。
これらの動きは、エジプトの経済発展と国際的な協力の深化を示しています。