2024年5月16日、日本 - 三井E&S株式会社は、NEDO（新エネルギー・産業技術総合開発機構）による補助金プロジェクトに採択され、水素燃料補給システムの開発に着手することになりました。
本プロジェクトは、海上コンテナ輸送におけるCO2排出量削減という喫緊の課題に対応するため、水素燃料を利用した荷役機械の普及を支援することを目的としています。
三井E&Sは、世界初の燃料電池RTGC（ラバータイヤ式ガントリークレーン）の開発で培った経験を活かし、大量の水素を効率的に供給できる補給システムの開発を目指します。これは、日本のものづくり精神である「改善」と「技術革新」を体現するものです。
プロジェクトでは、機器の仕様、関連法規、認証に関する調査も行われます。本取り組みは、港湾コンテナターミナルの脱炭素化を加速させ、世界的な水素燃料利用機器の普及を後押しするものと期待されています。環境への配慮と、持続可能な社会の実現に向けた一歩として、関係各社との連携を強化してまいります。