OnePlus、12月17日に15R、Pad Go 2、Watch Liteのグローバル発表を予定

テクノロジーブランドであるOnePlusは、2025年12月17日に北米、ヨーロッパ、インド市場を対象としたグローバルローンチイベントを設定しました。このイベントは、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルの3つのセグメントで新製品を投入する、同社の年末における主要な製品展開となります。

発表される主要デバイスは、OnePlus 15Rスマートフォン、OnePlus Pad Go 2タブレット、そしてヨーロッパ限定で提供されるOnePlus Watch Liteスマートウォッチです。この戦略的な製品投入は、OnePlusがプレミアムキラーとしての地位を維持しつつ、エコシステム全体での市場シェア拡大を目指す意図を反映しています。特に15Rは、中国で発表されたOnePlus Ace 6Tの国際版と見られており、フラッグシップレベルの性能を手頃な価格帯で提供する「究極のバリューハイエンドデバイス」として位置づけられています。

OnePlus 15Rに関して、165Hzのリフレッシュレートを搭載するディスプレイが確認されており、これはOnePlus 15と共通の仕様です。また、8,000mAh級の大容量バッテリーと100WのSuperVOOC急速充電技術のサポートが示唆されています。特筆すべきは、IP66、IP68、IP69、IP69Kに至る広範な防塵・防水認証を取得している点であり、過酷な環境下での高い耐久性が差別化要因となる可能性があります。カラーバリエーションは、チャコールブラックとミントブリーズの2色がグローバル展開される予定です。

OnePlus Pad Go 2は、「最高のバリューミッドレンジ5Gタブレット」として紹介され、学生や専門職をターゲットとしています。このデバイスの重要な特徴として、アンチグレアガラス仕上げの採用と、Shadow BlackおよびLavender Driftの2色展開が確認されています。特にShadow Blackモデルでは、OnePlusタブレットとして初めて5G接続機能が内蔵される見込みであり、生産性向上のために専用スタイラスのサポートも提供されます。

一方、OnePlus Watch Liteはヨーロッパ市場に特化した展開となり、同社のウェアラブル戦略におけるアクセシビリティの向上を目的としています。このモデルは「フラッグシップレベルの健康・フィットネス機能」をより手の届きやすい価格帯にもたらすことを目指しており、Silver Steelという単一のカラーウェイで提供される予定です。ヨーロッパでの先行投入は、広範なグローバル展開前に市場の反応をテストし、ユーザーフィードバックを収集するアプローチを示唆しています。

最終的な価格設定や全機能セットについては12月17日の公式発表を待つ必要がありますが、OnePlusは年末商戦のピーク直前に製品を投入することで、販売機会の最大化を図る意向を明確にしています。この3機種同時投入は、競合他社に対抗するための、OnePlusの統合されたデバイスエコシステム構築へのコミットメントを示すものです。