HTC、AI搭載スマートグラス「Vive Eagle」を発表

編集者: Tetiana Pinchuk Pinchuk

HTCは2025年8月14日、同社初となるAI搭載スマートグラス「Vive Eagle」を発表しました。このデバイスは、12メガピクセルの超広角カメラ、内蔵スピーカー、そしてOpenAIのGPTとGoogle Geminiを搭載した音声アシスタントを備えています。わずか49グラム未満の軽量設計とミニマルなデザインが特徴で、長時間の装着でも快適さを提供します。ZEISS社製のレンズは紫外線をカットする保護機能を持ち、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応し、安定した接続性を実現しています。

統合されたVive AIは、写真撮影、リマインダー設定、レストランのおすすめ情報取得などを音声コマンドで行え、13言語でのリアルタイムテキスト翻訳にも対応しています。カメラは写真撮影時に3024x4032ピクセル、動画撮影時には1512x2016ピクセル(毎秒30フレーム)の高解像度でキャプチャ可能です。オープンアコースティックシステムは、仮想ベース機能付きの空間オーディオを提供します。235mAhのバッテリーは最大36時間の待機時間と約4.5時間の連続音楽再生が可能で、磁気による高速充電により10分で約50%の充電が可能です。HTCはユーザーデータのプライバシーとセキュリティを重視し、データはローカルに保存され、AES-256暗号化で保護されます。写真や動画撮影中はLEDインジケーターが点灯し、万が一メガネが外されたりインジケーターが覆われたりした場合は録画が自動停止します。

現在、Vive Eagleは台湾のみで提供されており、2025年8月14日から8月31日までHTC公式サイトで予約注文を受け付けています。価格は15,600ニュー台湾ドル(約520米ドル)で、レッド、ブラウン、シルバー、ブラックの4色展開です。北米および欧州市場での発売時には、Meta、Google、Samsung、Appleなどのウェアラブルデバイスメーカーとの競争が予想されます。スマートグラス市場全体は、AI技術の進化と共に2024年から2030年にかけて年平均成長率12.6%で成長すると予測されており、HTCの参入は市場の活性化に寄与すると考えられます。

ソース元

  • 3DNews - Daily Digital Digest

  • HTC Unveils VIVE Eagle AI Glasses

  • HTC Vive Eagle AI Smart Glasses Launched With Snapdragon AR1 Gen 1 SoC, AI Assistant: Price, Specifications

  • HTC VIVE Eagle AI glasses with ZEISS lenses, open-ear audio announced

  • HTC Launches Vive Eagle with 12 MP Camera, GPT and Gemini Integration

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