日産は、欧州市場向けに新型電気自動車「マイクラEV」を発表しました。新型マイクラは、ルノー・日産・三菱アライアンスのAmpR-Smallプラットフォームを基盤としており、ルノーの「5 E-Tech」とプラットフォームを共有しています。
デザインは、ロンドンのNissan Design Europeで行われ、SUVを彷彿とさせるデザインが特徴です。前後の丸型ヘッドライトや、ボディ同色のトリムが採用されています。フロントLEDライトは、ロックやアンロック時に「ウィンキング」アニメーションを表示します。全グレードに18インチのホイールが装備され、外装色は14種類の組み合わせが用意されています。
内装は、ルノー「5 E-Tech」とほぼ同様のデュアル10.1インチスクリーンを備えています。センターコンソールには、フロントシート間の収納スペースに日本の名峰「富士山」を模したデザインが施されています。ラゲッジスペースは326リットルで、後席を倒すと最大1,106リットルまで拡大可能です。
バッテリーは40kWhと52kWhの2種類が用意され、最大航続距離はそれぞれ310kmと408kmです。充電は、最大100kWのDC急速充電に対応し、30分で15%から80%まで充電可能です。車両は、低重心や多連結式リアサスペンションにより、優れた走行性能を実現しています。
新型マイクラEVは、2025年末に欧州市場での販売を開始する予定です。