ロバート・フィンリー、ゴスペルに捧げたアルバム『ハレルヤ!ドント・レット・ザ・デヴィル・フール・ヤ』を10月10日にリリース

編集者: Inna Horoshkina One

ブルース界の重鎮ロバート・フィンリーが、プロデューサーのダン・オーエルバッハとのタッグによる4作目のアルバム『ハレルヤ!ドント・レット・ザ・デヴィル・フール・ヤ』を2025年10月10日にリリースする。ナッシュビルでレコーディングされた本作は、フィンリーが長年探求したいと願っていたゴスペル音楽への傾倒が色濃く反映されている。このアルバムには、「アイ・ワナ・サンク・ユー」や「プレイズ・ヒム」といったゴスペル調の楽曲が収録されている。

フィンリーは、プロデューサーのオーエルバッハが「神聖なインスピレーションに満ちた創造性」の触媒と称賛した、即興演奏による1日のセッションでレコーディングされたと語っている。このアプローチは、フィンリーがかつて路上でパフォーマンスをしていた頃を彷彿とさせるもので、オーエルバッハは「ロバート、何か歌ってみて」と促し、フィンリーは「神様が『口を開けば、私が語ってあげよう』と言ってくれた」と振り返る。フィンリーは、このアルバムのリリースを記念して、2025年9月10日にコネチカット州ニューヘイブンで開催されるCTフォーク・フェスティバルに出演し、その後10月4日からヨーロッパツアーを開始する。ツアーはロンドンのイズリントン・アセンブリー・ホールを皮切りに、フランス、オランダ、スペイン、リトアニアなどを巡る予定だ。アルバムは現在、様々なフォーマットで予約注文を受け付けている。

フィンリーは、ゴスペル音楽への情熱を以前から公言しており、「ゴスペル・レコードを作ることは、私が最初にやりたかったことだった。アルバムには必ずゴスペル曲を1曲は入れてきたし、『アメリカズ・ゴット・タレント』でもゴスペル曲を披露したことがある。その時の審査員の一人が、この種の曲が受けるかどうか分からないと言っていたが、涙を流している観客もいた」と語っている。彼の音楽は、ブルース、ソウル、R&Bといったジャンルを融合させながらも、常にその根底にスピリチュアルな要素を宿してきた。今回のアルバムは、その集大成とも言えるだろう。フィンリーの音楽キャリアは、62歳で最初のレコーディング・デビューを果たしてから、着実にその評価を高めてきた。ダン・オーエルバッハとのコラボレーションは、彼の音楽性をさらに広げ、今回のゴスペルへの挑戦は、彼のアーティストとしての深みと幅広さを示している。彼の力強い歌声と魂のこもった演奏は、聴く者の心を揺さぶることだろう。

ソース元

  • mxdwn Music

  • Robert Finley - Hallelujah! Don't Let The Devil Fool Ya

  • Robert Finley Returns With Hallelujah! Don’t Let the Devil Fool Ya

  • Robert Finley - Apple Music

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