2025年上半期、ブラジル音楽チャートでパゴーヂが7年ぶりに首位に返り咲き、長らくトップを独占していたセルタネージョ音楽に終止符を打ちました。Menos É Maisの楽曲「Coração Partido (Corazón Partido) (Ao Vivo)」が、国内主要ストリーミングプラットフォームのアクセス数ランキングで1位を獲得しました。
Pro-Música Brasilによる調査は、Spotify、YouTube、Deezer、Apple Music、Amazon Music、Napsterのデータに基づいて行われました。上位50曲のうち、47曲がブラジルのアーティストによるもので、リスナーの音楽嗜好におけるブラジル音楽の優位性を反映しています。ランキングに登場した3曲の洋楽は、レディー・ガガとブルーノ・マーズの「Die With A Smile」が10位、ロゼとブルーノ・マーズの「Apt.」が47位、レディー・ガガの「Abracadabra」が48位でした。
2025年上半期のブラジル国内におけるトップ10楽曲は以下の通りです。「Coração Partido (Corazón Partido) (Ao Vivo)」- Grupo Menos É Mais、「Oh Garota Eu Quero Você Só Pra Mim (Feat. Dj Lc Da Roça, Mc K9, Mc Rodrigo Do Cn & Mc Pl Alves)」- Oruam, Zé Felipe, Mc Tuto、「Fui Mlk (feat. Famouskyo)」- Nilo, Dj Di Marques & Mc Paiva Zs、「Tubarões (Ao Vivo)」- Diego & Victor Hugo、「Última Saudade (Ao Vivo)」- Henrique & Juliano、「Apaga Apaga Apaga (Ao Vivo)」- Danilo & Davi、「Resenha Do Arrocha」- J. Eskine, Alef Donk、「Mãe Solteira (Feat. Mc G15)」- Dg E Batidão Stronda, Mc Davi, J. Eskine、「Barbie」- Mc Tuto & Dj Glenner、そして「Die With A Smile」- Lady Gaga & Bruno Marsです。
この結果は、現在のブラジル音楽シーンにおけるパゴーヂの強さ、そしてリスナーの多様な音楽嗜好を浮き彫りにしています。さらに、トップ10にトラップやファンクのアーティストが名を連ねていることは、これらの音楽スタイルが国内で人気を高めていることを示唆しています。ブラジル音楽の躍進は、日本の音楽シーンにも良い影響を与えるかもしれません。