ケンドリック・ラマーとSZAは最近、「グランド・ナショナル・ツアー」の一環としてフォード・フィールドでパフォーマンスを終えました。2時間半以上にわたるコンサートでは、二人が50曲以上を披露しました。このショーは、SZAのR&B/ポップがラマーのラップを補完するなど、さまざまなスタイルがダイナミックに融合したものでした。
コンサートは綿密に構成されており、冒頭は高揚感あふれる曲、各セグメントの終盤はスローな曲が配置されていました。これにより、夜を通してバランスの取れたエネルギーの流れが生まれました。プロダクションデザインも重要な役割を果たし、ラマーのセグメントでは、花火やより暗い美的感覚が取り入れられ、SZAは明るいビジュアルと演劇的な要素を取り入れました。
セットリストには、幅広いファン層に対応するため、ラジオヒット曲とディープカットが混在していました。記憶に残る瞬間としては、ラマーによる「Humble」、「DNA」、「Alright」のパフォーマンス、SZAによる「BMF」、「I Hate U」、そしてドージャ・キャットの「Kiss Me More」のカバーなどがありました。デュエット曲「All the Stars」は、アーティストたちの相性の良さを際立たせたハイライトでした。
ツアーの米国公演は、6月18日にワシントンD.C.で終了し、その後、年内にヨーロッパとオーストラリアで公演が予定されています。