マードック大学は、持続可能な未来の実現に向けて、バイオプラスチックの研究を推進しています。2024年9月、CSIRO（オーストラリア国立科学機構）と共同で、バイオプラスチックイノベーションハブ（BIH）を設立しました。このハブは、完全に堆肥化可能なバイオプラスチックの開発を目指し、農業廃棄物などの有機廃棄物を原料として活用しています。
BIHの主な目標は、環境に優しいバイオプラスチックの商業化を促進し、プラスチック廃棄物の削減に貢献することです。具体的には、食品業界からの廃棄物を利用した水筒の製造プロセスの開発などが進められています。
また、マードック大学は、2025年から2030年までの脱炭素化ロードマップを策定し、2030年までにネットゼロ排出量、2035年までにカーボンポジティブを達成することを目指しています。これにより、環境への影響を軽減し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。
マードック大学のバイオプラスチック研究と持続可能な実践の導入は、環境責任とイノベーションが調和した未来への重要な一歩となっています。