メリル・ストリープがジョニ・ミッチェル役に決定:キャメロン・クロウ監督による異色の伝記映画が始動

編集者: An goldy

伝説的な名女優メリル・ストリープが、音楽界の至宝であるジョニ・ミッチェルの半生を描く新作バイオピック映画で主演を務めることが正式に決定しました。この歴史的なキャスティングは、ロサンゼルスのビバリーヒルズで開催されたグラミー賞授賞式前夜の恒例行事、クライブ・デイヴィス氏主催のガラ・パーティーにて発表されました。会場にはミッチェル本人も姿を見せており、2024年7月からファンの間で囁かれていたストリープ起用の噂に、決定的な裏付けが与えられた形となります。音楽業界の重鎮によるこの劇的な発表は、会場に集まった多くの著名人たちを驚かせ、大きな期待を呼び起こしました。

これまでにも『ミュージック・オブ・ハート』(1999年)でのバイオリニスト、ロベルタ・グアスパーリ役や、2016年の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』でのフローレンス・フォスター・ジェンキンス役など、実在の音楽家を演じてアカデミー賞候補となってきたストリープにとって、今回の役どころは新たな金字塔となるでしょう。監督を務めるのは、ミッチェルと長年の親交を持つキャメロン・クロウ氏です。2000年の名作『あの頃ペニー・レインと』でアカデミー脚本賞を手にしたクロウ監督は、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンを題材にした近年の伝記映画のような既存の書籍に基づく構成ではなく、ミッチェル自身の記憶と視点のみを通じて物語を紡ぎ出すという独自の構想を抱いています。監督は約4年前から彼女と密接な対話を重ね、膨大な個人的エピソードを丁寧に収集してきました。

作品のリアリティを極限まで高めるため、ジョニ・ミッチェルは自身のプライベートなアーカイブを全面的に提供しています。これには、彼女が実際にステージで着用した衣装や、数々の名曲を生み出した楽器類も含まれています。クロウ監督は、ミッチェルが現在もローレル・キャニオンにある伝説的な自宅を所有し続けていることに触れ、彼女がこの映画制作に極めて深い情熱を持って関わっていることを強調しました。2023年から本格的な開発がスタートしたこのプロジェクトは、従来の伝記映画の枠にとらわれない「非伝統的なバイオピック」として、アーティストの内面世界を深く掘り下げていく予定です。

本作において、ストリープは成熟期から晩年にかけてのミッチェルを演じますが、若き日の彼女を演じる女優の選定は現在も続いています。過去にはアニャ・テイラー=ジョイの名前が挙がったこともありましたが、現時点で公式な決定はなされていません。クランクインは2026年後半が予定されています。カナダ出身のミッチェルのキャリアは、故郷サスカトゥーンとの複雑な愛憎関係や、先住民族であるイエロー・クイル・ファースト・ネーションとの繋がりなど、多層的な背景を持っています。彼女に授けられた伝統的な名前「Kāwāsapizit-Wābiski-Makawko-Ikwē(輝く白熊の女)」が象徴するように、その豊かな精神性と創造性の源泉を描き出す本作は、映画ファンのみならず音楽ファンにとっても見逃せない一作となるに違いありません。

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ソース元

  • stuttgarter-nachrichten.de

  • Rolling Stone

  • Consequence

  • MovieWeb

  • Exclaim!

  • New Beauty

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