スロベニアのククラ監督による長編デビュー作『ファンタジー』が、2025年8月6日から16日にかけて開催される第78回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に選出されました。これは、スロベニア映画界にとって非常に喜ばしい出来事です。
『ファンタジー』は、20代前半の親友3人、ミフリヤ、シナ、ヤスナが、社会からの期待と自己探求の間で揺れ動きながら、自分たちのアイデンティティを探す物語です。彼女たちの人生は、若いトランスジェンダー女性ファンタジーとの出会いによって大きく変わり、新たな疑問と課題が友情関係に生まれます。
出演は、サラ・アル・サレハさん、アリナ・ユハルトさん、ミア・スクルビナクさん、ミナ・ミロヴァノヴィッチさんです。スロベニアとマケドニアの共同制作であり、スロベニア映画センターやクリエイティブ・ヨーロッパ – MEDIAなどから支援を受けています。ククラ監督は、撮影を「人生における最も重要な旅の一つ」と表現し、献身的なチームの重要性を強調しました。
ロカルノ国際映画祭は、世界の最新映画を紹介することで知られています。『ファンタジー』の選出は、スロベニア映画界にとって大きな一歩であり、国際的な認知度を高める絶好の機会となります。映画祭の公式ウェブサイトでは、イベントの詳細やプログラムをご覧いただけます。
このニュースは、日本の映画ファンにとっても、多様なテーマを描いた作品への関心を深める良い機会となるでしょう。映画を通して、異なる文化や価値観に触れることは、相互理解を深め、より豊かな社会を築くために不可欠です。映画祭での『ファンタジー』の成功を心より願っています。