ブライアン・コックス監督デビュー作「グレンロザン」、トロント国際映画祭でプレミア上映

編集者: Anulyazolotko Anulyazolotko

俳優ブライアン・コックスが監督デビューを飾る長編映画「グレンロザン」が、現地時間9月11日に開催されたトロント国際映画祭(TIFF)でプレミア上映されました。スコットランド高地を舞台にした本作は、疎遠になっていた兄弟の再会と家族の遺産を巡る物語です。

「グレンロザン」は、アラン・カミング演じるドンアルと、コックス自身が演じるサンディという二人の兄弟が、家族経営のウイスキー蒸留所を守るために再会する姿を描いています。長年の確執を経て、家族の絆、遺産、そして和解の可能性といったテーマが掘り下げられています。コックスは、心温まる映画を作りたいという思いから本作のメガホンを取りました。シャーリー・ヘンダーソンとアレクサンドラ・シップも出演しており、スコットランド各地での撮影がリアリティを高めています。

コックスは、テレビシリーズ「メディア王」でのローガン・ロイ役で広く知られていますが、「グレンロザン」ではより穏やかなキャラクターであるサンディ・ナーンを演じています。舞台演出の経験はあるものの、長編映画の監督は本作が初めてです。当初は監督業に乗り気ではなかったものの、映画監督リンゼイ・アンダーソンの影響を受け、演出においては「操作するのではなく、物事をあるがままに受け入れること」を学んだと語っています。

本作は、スコットランドの美しい風景を背景に、家族の複雑な関係性とウイスキー製造の伝統を描いています。上映時間は97分です。製作にはネビジョン、ブレイジング・グリフィン・ピクチャーズ、ライオンズゲートなどが関わっており、2024年8月にスコットランドで撮影が開始され、グラスゴーやガートモア村などがロケ地となりました。TIFFでの初期レビューは好意的で、心温まる物語と力強い演技が評価されています。本作は今年後半にイギリスで劇場公開される予定で、現在配給契約が進められています。

ソース元

  • GEO TV

  • Queerty

  • The Courier

  • The Scotsman

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