ヴェネツィア国際映画祭開幕:ハイディ・クルム母娘、ヴェルナー・ヘルツォークが功労賞

編集者: Екатерина С.

第82回ヴェネツィア国際映画祭が2025年8月27日、開幕しました。オープニング作品であるパオロ・ソレンティーノ監督の「ラ・グレース」には、モデルのハイディ・クルムと娘のレニ・クルムが登場し、華を添えました。

52歳のハイディ・クルムは、ペールピンクのインティミッシミのコルセットガウンにロレイン・シュワルツのダイヤモンドチョーカーを合わせたエレガントな装い。一方、21歳のレニ・クルムは、レースのディテールと深いネックラインが特徴的な黒のインティミッシミのドレスを選び、母娘ともにその存在感で会場を魅了しました。

今年の映画祭には、ケイト・ブランシェット、フランシス・フォード・コッポラ、ティルダ・スウィントンといった著名な顔ぶれも出席しました。また、ドイツの映画監督ヴェルナー・ヘルツォークが、映画界への長年の貢献を称えられ、ゴールデンライオン生涯功労賞を受賞しました。ヘルツォーク監督は、その独自の視点と深い洞察力で知られ、数々の名作を生み出してきました。

ヴェネツィア国際映画祭は9月6日まで開催され、長編映画のトレンドとして上映時間の長い作品が多くプログラムに含まれていることが注目されています。ギレルモ・デル・トロ監督の「フランケンシュタイン」は149分、イルディコ・エンイェディ監督の「サイレント・フレンド」は145分です。非コンペティション部門では、アレクサンドル・ソクーロフ監督の「監督の日記」は305分という上映時間となっています。

さらに、今年はドキュメンタリー作品の規模と質も向上しており、以前の映画祭では6~10本程度だったものが、今年は19本にまで増加しました。ソフィア・コッポラ監督のマーク・ジェイコブスを描いた作品や、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の「ゴースト・エレファンツ」などが注目されています。

映画とファッションの融合も今年の映画祭の大きな特徴です。ジョルジオ・アルマーニはブランド50周年記念プロジェクトをローンチし、プラダ財団はインディペンデント映画を支援する新たなフィルムファンドを発表しました。こうした動きは、映画界とファッション界が互いに影響を与え合い、新たな創造性を生み出す場となっていることを示唆しています。

ソース元

  • Elle

  • Euronews

  • Marie Claire

  • Boursorama

  • 9Style

  • Wikipedia

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