パリで開催されている「Aberto 4」という展覧会は、ブラジル美術とモダニズム建築のつながりを、フランコ・スイス人建築家ル・コルビュジエの影響に焦点を当てて探求しています。
展覧会は、ル・コルビュジエ自身が設計したユネスコ世界遺産であるメゾン・ラ・ロッシュで開催されます。ブラジル建築の歴史と、ルシオ・コスタやオスカー・ニーマイヤーなどのブラジル人建築家とのル・コルビュジエの関係を示すことを目的とした約35点の作品が展示されています。
キュレーターは、メゾン・ラ・ロッシュの建築を考慮して、既存の空間にアートを統合しました。展覧会には、具体主義や新具体主義に関連する歴史的なアート作品とともに、ル・コルビュジエの実践と関わるために委託された現代作品が含まれています。
ル・コルビュジエとブラジルの関係は1920年代に始まりました。彼は後にリオデジャネイロの教育省の建物について相談し、若いブラジル人建築家と協力しました。この協力はオスカー・ニーマイヤーの躍進につながり、ル・コルビュジエのブラジル建築への影響を示しました。
メゾン・ラ・ロッシュでの「Aberto 4」展は6月8日まで開催されます。ル・コルビュジエの遺産と、彼のブラジル美術と建築への深い影響について、ユニークな視点を提供します。