トルコ北西部バラクシル州でM6.1の地震発生、建物倒壊と救助活動続く

編集者: gaya ❤️ one

8月10日、トルコ北西部バラクシル州シンディルギ地区でマグニチュード6.1の地震が発生しました。現地時間午後7時53分に発生したこの地震は、ブルサやイスタンブールを含む広範囲で揺れが観測されました。

シンディルギ地区からの初期報告によると、約12棟の建物が倒壊しました。倒壊した建物からは4人が救出され、閉じ込められた人々の救助活動が続けられています。近隣のギョルジュク村でも複数の家屋が倒壊し、モスクのミナレット(尖塔)も損傷したと報じられています。この地震の後、マグニチュード4.6を含む複数の余震が記録されました。当局は、危険な建物からの避難や接近を避けるよう住民に呼びかけています。トルコ大統領は被災者への支援を約束し、事態の推移を注視する意向を示しました。

トルコは地震多発地帯に位置しており、過去にも壊滅的な地震を経験しています。2023年2月には南西部で発生したマグニチュード7.8の地震で5万人以上が犠牲となり、多くの都市に甚大な被害をもたらしました。今回のバラクシル州での地震は、トルコにおける地震への備えとインフラの脆弱性に対する継続的な課題を浮き彫りにしています。世界銀行は、イスタンブールの防災能力強化のために6億5000万ドルの融資を承認しており、地震への備えは国家的な優先事項となっています。過去の教訓から、建物の耐震基準の強化や、迅速な救助・復旧体制の整備が被害を最小限に抑える鍵となります。地域社会は、互いに支え合い、困難な状況を乗り越えるための回復力と適応力を見せています。

ソース元

  • El Comercio Perú

  • Associated Press

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