ブラジル、ロンドリーナ市で、リベイラン・アラレウ川の河畔林再生と汚染対策を目的とした「オ・リオ・エ・ノッソ(私たちの川)」プロジェクトの第11回が実施されました。2025年9月20日には、3つの主要エリアで650本以上の在来種苗木が植樹されました。
この取り組みはマトグロッソ州司法府が主導し、44のパートナー機関が参加しました。参加機関には公的機関、教育機関、検察庁、民間企業、地域ボランティアが含まれます。清掃活動はリベイラン・アラレウ川の7.5キロメートルに及びました。この川は、不法投棄により被害を受けているリオ・ヴェルメリョ川の支流です。
この社会的な動員活動は、廃棄物除去だけでなく、水資源と環境保全の重要性についての市民の意識向上にも焦点を当てました。プロジェクトは、安全な水、持続可能な都市、責任ある消費、気候変動対策といった複数の持続可能な開発目標(SDGs)に沿ったものです。
さらに、このプロジェクトは地域社会の参加を促し、環境保護に対する責任感を育むという点で広範な影響を与えています。過去の同様のプロジェクトでは数トンものゴミが川から除去されており、活動の継続的な重要性を示しています。2015年のプロジェクト開始以来、900トン以上の様々な廃棄物がリベイラン・アラレウ川から除去されています。
これは、市民の意識改革と環境への配慮が、地域社会の持続可能な未来を築く上で不可欠であることを示しています。また、この活動は地域住民が共有財産である川を大切にする意識を高める重要な一歩となります。ロンドリーナ市は環境保全への取り組みを強化しており、このプロジェクトは地域社会と行政が協力して環境問題に取り組む模範的な事例となっています。この活動は、将来の世代が健全な環境で暮らせるようにするための教育的な側面も持ち合わせています。