キャスリーン・マルティネス率いるタポシリス・マグナでの考古学的発掘調査は、2025年も魅力的な発見をもたらし続けており、クレオパトラ7世の墓の場所に関する憶測を呼んでいます。最近の発見には、オシリスとイシスに捧げられた神殿の下にある「幾何学的な奇跡」と表現される広大なトンネルが含まれています。
トンネルの発見
地下13メートル(43フィート)で発見されたトンネルは、1,300メートル(4,281フィート)以上に及び、砂岩から切り出されています。その設計は、ギリシャのサモス島にある紀元前6世紀の水道橋であるエウパリノスのトンネルを彷彿とさせ、当時の高度なエンジニアリング能力を示しています。タポシリス・マグナのトンネルの目的は不明であり、その一部は水没しています。
クレオパトラの墓の継続的な探索
2004年からタポシリス・マグナで活動しているキャスリーン・マルティネスは、このトンネルがクレオパトラの墓の探索における重要な手がかりになると考えています。チームは、神殿がオシリス神とその女王であるイシス女神に捧げられたと考えています。イシス女神は、クレオパトラが強い関係を築いた神です。クレオパトラのイメージが刻まれたコインを含む遺物が現場で発見されており、彼女の墓が遺跡の中に隠されている可能性があるという説を裏付けています。