アトランティス伝説に関連する新たな発見が報告されています。2025年7月、米国ノースカロライナ州で開催された「コズミック・サミット」において、考古学者マイケル・ドネラン氏がスペイン・カディス沖の海底で、長く直線的な構造物を発見したと報告しました。これらの構造物は高さ約6メートルの同心円状の壁で、精巧に形成された運河が巡り、その中心には長方形の遺跡が存在しているとされています。ドネラン氏は、これらの発見がプラトンの記述と一致する可能性があると指摘しています。
また、2024年8月には、カナリア諸島沖の海底で、かつて存在した島々が発見されました。これらの島々は、約5,600万年前から3,400万年前の始新世に海面上に存在していたと考えられています。現在は海中に沈んでいますが、当時の面影が残されており、ビーチや砂丘、崖などの地形が確認されています。
さらに、2024年10月には、シチリア島沖で紀元前5世紀の古代ギリシャの沈没船「ジェーラ2号」の回収作業が進行中であることが報告されました。この船からは、伝説の金属「オリハルコン」とされる合金が回収されており、分析の結果、銅と亜鉛を主成分とする合金であることが明らかになっています。
これらの発見は、アトランティス伝説の起源や実在性に関する新たな視点を提供していますが、さらなる研究と検証が必要とされています。