インドの株式市場は、主要企業の決算発表や規制の変化を背景に、変動を見せています。
2025年7月23日、主要株価指数であるNifty 50は0.63%上昇し、25,219.90ポイントで取引を終えました。BSE Sensexも0.66%上昇し、82,726.64ポイントで終了しました。特に、Eternal(Zomatoの親会社)の株価が14%上昇し、同社のクイックコマース事業の利益率見通しが好感されました。
金融セクターでは、HDFC銀行とICICI銀行が第1四半期の決算で予想を上回る利益を報告し、株価がそれぞれ約2%と2.5%上昇しました。
一方、2025年7月24日には、主要企業の決算発表が市場に影響を及ぼしました。Dr. Reddy's Laboratoriesは第1四半期の利益が予想を下回り、株価が下落しました。
規制面では、インドの市場規制当局であるSEBIが、米国の高頻度取引企業Jane Streetに対し、取引再開を許可しました。Jane Streetは5億6,700万ドルを預託し、取引活動を再開することとなりました。
また、SEBIは7月18日に、ミューチュアルファンド規制の変更案を発表しました。これには、資産運用会社がバリュー型とコントラ型のファンドを同時に提供できるようにすることや、残余投資部分の投資先としてREITsやInvITsを許可することが含まれています。
これらの動向は、インドの株式市場における投資家の関心と市場の変化を反映しています。