2025年7月2日、BlackRock社のiShares Bitcoin Trust (IBIT) が、iShares Core S&P 500 ETF (IVV) の年間手数料収入を上回り、暗号資産投資の世界において重要な節目を迎えました。700億ドル以上の運用資産(AUM)を誇るIBITは、年間約1億8720万ドルの手数料収入を生み出しており、一方IVVは約1億8710万ドルとなっています。(出典:ロイター、2025年7月2日)
2024年初頭にローンチされたIBITは、急速に成長し、最大のビットコインETFとなりました。11ヶ月で500億ドル、2025年6月には700億ドルのAUMに達しています。この目覚ましい成長は、ビットコインへのエクスポージャーを求める投資家の需要の高まりを如実に示しています。IBITの経費率は0.25%であるのに対し、IVVは0.03%です。(出典:ロイター、2025年7月2日)
この傾向は、ビットコインに対する機関投資家の関心の高まりを反映しています。現物ビットコインETFの承認は、投資家にとってアクセスしやすい手段を提供しています。2025年7月2日現在、ビットコインは約109,507.12ドルで取引されています。これは、デジタル資産が主流の投資ポートフォリオに統合されつつあることを示唆しています。日本の投資家にとっても、この動向は注目に値するでしょう。伝統的な投資手法に加え、デジタル資産への分散投資を検討する動きが活発化しています。(出典:ロイター、2025年7月2日)