2025年7月3日(木)、米国株式市場は活況を呈し、S&P 500とナスダック総合指数が新たな最高値を記録しました。これは、テクノロジー関連株の堅調な動きと、米越貿易関係の進展が主な要因と考えられます。
S&P 500は、前日比29.41ポイント(0.47%)上昇の6,227.42で取引を終えました。ナスダック総合指数も190.24ポイント(0.94%)上昇し、20,393.13を記録しました。一方、ダウ・ジョーンズ工業株価平均は10.52ポイント(0.02%)下落し、44,484.42となりました。
特に注目すべきは、エヌビディア株の大幅な上昇です。同社の株価は史上最高値を更新し、時価総額は4兆ドルに迫る勢いです。取引終了時点でのエヌビディア株価は、1.6%上昇の159.21ドルとなりました。
米国労働省の発表によると、6月の非農業部門雇用者数は14万7,000人増加し、エコノミストの事前予想(11万人増)を上回りました。失業率は4.1%に低下し、こちらも予想されていた4.3%の上昇とは異なる結果となりました。
また、米国の対中半導体ソフトウェア輸出規制緩和を受け、シノプシスとケイデンス・デザイン・システムズの株価もそれぞれ5.1%と4.6%上昇しました。これは、米中間の貿易摩擦緩和の兆候と見られています。
今回の市場の動向は、日本の投資家にとっても重要な示唆を与えています。今後の市場の動きを注視し、慎重な投資判断が求められます。