OpenAIは、ChatGPTの会話を検索エンジンで公開可能にする機能を廃止しました。この決定は、ユーザーのプライバシー保護を強化するための措置です。
この機能は、ユーザーが特定の会話を選択し、検索エンジンでの公開を許可することで、他のユーザーが有益な会話を見つけやすくすることを目的としていました。しかし、ユーザーが意図せず個人情報を共有するリスクが高まることが懸念されました。
OpenAIの最高情報セキュリティ責任者(CISO)であるデイン・スタッキー氏は、X(旧Twitter)で次のように述べています。
「私たちは、ユーザーが会話を検索エンジンで見つけられるようにする機能を削除しました。これは有益な会話を発見する手助けをするための短期間の実験でしたが、ユーザーが意図せず情報を共有する機会が多すぎると考えられたため、このオプションを削除しました。」
さらに、OpenAIは検索エンジンと連携し、既にインデックスされたコンテンツの削除作業を進めています。
この措置は、ユーザーのプライバシー保護を最優先するOpenAIの取り組みの一環として行われました。