サルバドール・ダリの絵画「ヴェッキオ・スルターノ」が、2023年にケンブリッジの家の整理セールで発見され、オークションで高額落札が期待されています。
この作品は、ダリが1963年にイタリアの裕福なカップル、ジュゼッペとマラ・アルバレット夫妻から依頼を受けて制作した「千夜一夜物語」のシーンを描いたものです。ダリは当初、聖書の挿絵を依頼されましたが、代わりに中東の民話をテーマにした作品を制作しました。
「ヴェッキオ・スルターノ」は、ダリの専門家であるニコラ・デシャールヌによって本物と認定され、2025年10月23日にケンブリッジで開催されるチェフィンズのオークションで出品される予定です。
この発見は、ダリの作品の新たな側面を示すものであり、彼の創造性と多様性を再評価するきっかけとなっています。