コスタリカとベトナムは、観光と海洋経済における協力関係を強化する機会を探っています。これは、モナコで開催されたブルーエコノミー・ファイナンスフォーラムの傍ら、コスタリカのロドリゴ・チャベス大統領とベトナムのファム・ミン・チン首相との会談で話し合われました。
チャベス大統領は、両国間の協力の可能性を強調しました。また、ベトナムの観光セクターにも関心を示し、昨年約2000万人の外国人観光客が同国を訪れたことに言及しました。
両国は広大な海岸線を有しており、海洋経済における協力に大きな可能性を見出しています。これには、海洋保護、持続可能な開発、海洋環境保護などが含まれます。
チン首相は、ベトナムのコスタリカとの友好関係と多面的な協力へのコミットメントを強調しました。代表団の交流を通じて政治的信頼を高め、二国間貿易、文化交流、国民間のつながりを促進することを提案しました。
首相は、ベトナムを市場経済として認めたコスタリカに感謝の意を表しました。二国間の経済貿易協力がさらに発展すると確信を表明しました。
また、10月にハノイで開催される国連サイバー犯罪防止条約の署名式典に、コスタリカの高官代表団を招待しました。さらに、ロドリゴ・チャベス大統領にも近いうちにベトナムを訪問するよう招待しました。
チン首相は、ブルーエコノミー・ファイナンスフォーラムの主要ゲストでした。彼は、自国が海洋協力メカニズムに参加し、主導していく意欲を強調するスピーチを行いました。
持続可能な海洋ガバナンスと資金調達を確保する方法について言及しました。海洋は地球表面の70%を占めているにもかかわらず、保全と合理的な利用は、国連の17の持続可能な開発目標の中で最も低い投資レベルにあると指摘しました。
これに対処するため、包括的かつグローバルなアプローチを採用することを提案しました。このアプローチは、ブルーオーシャンを保全し、共同で開発するために、公正、公平、包括的、かつ持続可能である必要があります。
前日、チン首相はヨルダン国王アブドゥッラー2世ビン・アル・フセインとも会談しました。外務省間の政治協議を含む、二国間協力メカニズムを早期に確立することを提案しました。また、外交・公用パスポート保持者に対するビザ免除協定の交渉も提案しました。