ソススフレイとデッドフレイへのアクセス新規則、2025年12月15日より施行

2025年12月15日をもって、ナミブ・ナウクルフト国立公園内に位置する象徴的な景勝地、ソススフレイおよびデッドフレイへの訪問者アクセスに関する、より厳格な新規則が発効します。この決定は、ナミビア環境・林業・観光省（MEFT）によって承認されたものであり、生物多様性の保全と天然資源の持続可能な管理を目的としています。

最も重要な変更点は、2WD車用の駐車場から先の砂地区間における四輪駆動車（4x4）の単独走行が全面的に禁止されることです。この措置は、砂丘や粘土質の平原という脆弱な生態系への影響を最小限に抑えるため、また、私用車が頻繁に立ち往生することによって生じるロジスティクス上および環境上の問題を解決するために導入されました。

砂丘エリアへのアクセス管理は、ナミビア観光局（NTB）に登録された事業者所有の車両、または公式のシャトルサービスを通じてのみ行われることになります。このシャトルサービスは、MEFTが実施した公募の結果、前運営者であったNamibia Wildlife Resorts（NWR）から運営権を引き継いだAbout Africa Co.が新たに担当することになりました。

About Africa Co.が提供する往復シャトル料金は、現在、大人一人あたり260ナミビア・ドル（N$）であり、これは現在の為替レートで約15米ドルに相当します。12歳未満の子供については、半額の130 N$が適用されます。新しい指定事業者は、冷たい飲み物を販売するためのキオスク設置も計画中です。About Africa Co.は、その運営権の一環として、エアコン完備のミニバスやSUVを用いたガイド付きツアーも提供します。

観光客の皆様には、特にピークシーズンにおいては、公式シャトルまたはガイド付きツアーを事前に予約することを強くお勧めします。なぜなら、このルートの最終区間への自力でのアクセスは、もはや不可能となるからです。この管理されたアクセス体制は、グレーター・ソススフレイ・ナミブ・ランドスケープ（GSNL）構想を含む、世界遺産における持続可能な観光実践を導入するというナミビア全体の広範な戦略の一環として位置づけられています。

この変更により、訪問者は、これまで以上に計画的な旅程を組む必要が生じます。特に、早朝の日の出や夕暮れ時の絶景を楽しみたい旅行者にとっては、シャトルサービスのスケジュールに合わせた行動が不可欠となるでしょう。環境保護と観光体験の質の維持を両立させるための、ナミビア政府による重要な一歩と見なされています。