アムステルダム市は、運河に猫やその他の小動物が溺れるのを防ぐため、特別な階段を設置する計画を発表しました。これらの「野生生物避難場所」は、動物が水から安全に脱出できるようにすることを目的としています。
この取り組みは、動物福祉団体「ディアレンアンビュランス」のデータに基づいています。同団体によれば、過去6ヶ月間で19匹の猫がアムステルダムの運河で溺死したと報告されています。これを受けて、動物福祉を重視する政党「動物党(PvdD)」が、アメルスフォールト市で導入された同様のプロジェクトを参考に、アムステルダムでも同様の措置を提案しました。
アムステルダム市議会は、動物福祉担当のジータ・ペルス市議が提案を支持し、既存の予算から10万ユーロを「野生生物避難場所」の設置に充てることを決定しました。これにより、運河沿いに猫用階段が設置されることとなります。
猫は驚くと運河に落ちることがありますが、泳ぐことができても毛が水を吸って重くなり、すぐに疲れてしまいます。適切な場所に階段が設置されれば、猫の命を救うことができます。
このプロジェクトは、アムステルダムの動物福祉向上の一環として進められています。