Nubia Foldは2026年に
ZTE、大容量バッテリー搭載のブック型フォルダブル「Nubia Fold」を日本市場で発表
編集者: Tetiana Pin
ZTEは、同社初のブック型フォルダブルスマートフォン「Nubia Fold」を日本国内で発表した。この新型デバイスは、同時に「Nubia Flip 3」モデルと共に市場に投入され、ZTEがフォルダブルセグメントへの本格的な参入を図る姿勢を示している。特に、大容量バッテリーを搭載した点は、既存の競合製品との差別化を意図した戦略的要素と見なされる。
Nubia Fold
Nubia Foldの主要な特徴は、そのデュアルディスプレイ構成にある。内部には8.0インチの大型フォルダブルOLEDスクリーンが搭載され、解像度は2480 x 2200ピクセルである。外部には6.5インチのサブディスプレイが配置され、こちらは2748 x 1172ピクセルの解像度を持つ。特筆すべきは、両方のディスプレイが最大120Hzのリフレッシュレートをサポートしている点であり、これによりユーザーインターフェースの操作やゲームプレイにおいて高い滑らかさが提供される。
本機の際立った優位性は、6560 mAhという、発売時点でフォルダブルデバイスとしては最大級の容量を誇るバッテリーを搭載している点だ。この大容量バッテリーは55Wの急速充電技術にも対応しており、フォルダブルデバイス特有の電力消費に対する懸念を緩和する可能性がある。プロセッサには、Qualcomm Snapdragon 8 Eliteが採用されており、これは3nmプロセス技術に基づいた前世代のフラッグシップチップである。このチップセットは、12GBのRAMと256GBの内蔵ストレージと組み合わされ、Android 15を動作プラットフォームとする。
ハードウェアの設計面では、折りたたんだ状態で11.1mm、展開した状態で5.4mmの薄さを実現し、重量は249グラムに抑えられている。また、IP54等級の防塵・防滴性能を備え、日常的な使用における耐環境性を確保している。カメラシステムは、50メガピクセルのメインセンサー、50メガピクセルの超広角レンズ、そして5メガピクセルのマクロセンサーからなるトリプルモジュール構成である。前面には、メイン画面下と外部ディスプレイ用にそれぞれ20メガピクセルのセルフィーカメラが搭載されている。
Nubia Foldは、2025年12月4日に日本国内でワイモバイルを通じて独占的に発売された。ブラックカラーモデルの価格は178,560円(約1,145米ドル)に設定されている。ZTE/Nubiaブランドは、この日本市場への投入を足掛かりに、フォルダブル市場における存在感の向上を目指している。グローバル展開は2026年に予定されており、SamsungやHuaweiといった主要プレイヤーが確立する市場において、Nubia Foldがどのようなポジションを築くかが今後の焦点となる。
ソース元
gagadget.com
GSMArena.com
ManilaShaker Philippines
MobileDokan
このトピックに関するさらに多くのニュースを読む:
エラーや不正確な情報を見つけましたか?
できるだけ早くコメントを考慮します。
