
Videofyビデオジェネレーター
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編集者: Aleksandr Lytviak

Videofyビデオジェネレーター
ノルウェーのメディア大手スコーブステッド(Schibsted)は、記事コンテンツから短尺ニュース動画を自動生成する社内開発AIツール「Videofy」を、オープンソースの基盤モデルとしてGitHub上で一般公開した。この決定は、特に開発リソースが限られる小規模な報道機関を含むメディア業界全体の技術革新の敷居を下げることを目的としている。
Videofyは、公開された記事を取り込み、自律的にスクリプト生成、関連性の高い画像や動画クリップの選定、ナレーション作成、そして最終的な動画編集ワークフローの組み立てまでの一連のプロセスを自動化する。このツールは既にスコーブステッド傘下のニュースルーム、特にVGで内部利用されており、数千本の動画制作実績を持つ。以前は相当な編集リソースと長時間を要した動画要約の制作プロセスが、Videofyの導入により大幅に自動化された。
スコーブステッドのデータ&AIプラットフォーム責任者であるフアン・カルロス・ロペス・カルベット氏は、本年(2026年)初頭にフィレンツェで開催された「Voices – European Festival of Journalism and Media Freedom」においてVideofyのデモンストレーションを実施し、公開記事を数分でビデオニュースに変換する能力を示した。同氏は、技術をオープンに共有することで業界全体の迅速なソリューション開発を促進すると述べた一方で、ジャーナリズムの原則維持のためには、編集上の管理メカニズムと透明性を確保した上でのツール構築が不可欠であると強調した。
同社はAIの責任ある導入を掲げており、AI利用に関する透明性確保にも積極的に取り組んでいる。スコーブステッドは、AIが労働力を代替するのではなく「強化する」べきであるとの原則に基づき、説明責任を担保するために常に「ヒューマン・イン・ザ・ループ」の仕組みを組み込んでいる。Videofyのオープンソース化は、この責任あるAI導入姿勢を具体化した動きと見なせる。
この動きは、2025年後半から2026年初頭にかけてスコーブステッドが積極的に共有してきたAIおよびデータに関するイニシアチブの流れに沿うものである。同社は、動画がニュース消費において重要性を増す現状を踏まえ、「Schibsted Video Study 2026」を公表しており、このツールの提供は時宜を得たものと言える。スコーブステッドは、自社で培った高度なAI技術をオープンにすることで、メディアエコシステムの健全な進化を促し、信頼できる事実に基づいたメディア環境の創造に貢献することを目指している。
via.tt.se
schibsted/videofy_minimal - GitHub
schibsted/videofy_minimal - GitHub
Juan Carlos Lopez, Director of Data & AI at Schibsted Media: Swiss Army Knife Problem Solvers - YouTube
How Schibsted is using AI to boost efficiency for their newsrooms and their readers
Bondings 2.0 Contributor Wins International Journalism Prize - New Ways Ministry