CES 2026:LGが「ゼロ・レイバー・ホーム」のビジョンを体現する「LG CLOiD」を発表
編集者: Veronika Radoslavskaya
LGエレクトロニクスは、2026年のCESにおいて、同社の「ゼロ・レイバー・ホーム(労働ゼロの家)」戦略の中核を担うAI搭載ホームロボット、「LG CLOiD」を正式に発表しました。CLOiDは単なるスマートスピーカーの域を超え、LGのインテリジェント家電群と連携し、物理的な家事タスクを実行可能な移動型マニピュレーターとして構想されています。
物理世界を理解するマルチモーダルAI
CLOiDの高度な知性は、「フィジカルAI」によって支えられています。これにより、ロボットは現実の物理世界をリアルタイムで知覚し、これに働きかけることが可能になります。
中核をなすAI技術
- マルチモーダルモデルの採用: LGは、高度な視覚と言語モデル(VLM/VLA)を導入しています。これにより、CLOiDは特定の家電や洗濯物かごといった視覚情報を識別し、口頭での指示を具体的な物理動作へと変換できます。
- 膨大な学習データ: LGによると、これらのモデルは家事に関する数万時間に及ぶデータで訓練されています。この訓練により、ロボットは多様な住環境を認識し、複雑なユーザーの意図を的確に解釈できるようになっています。
- 「アフェクショネイト・インテリジェンス」: CLOiDは、LG独自の「アフェクショネイト・インテリジェンス(愛情深い知性)」を活用し、各家庭のメンバーの生活パターンや好みを学習します。これにより、時間経過とともに、より個別化され、共感的な対応が可能になります。
精密さと適応性を備えたハードウェア
人間が生活する空間を安全かつ効率的に移動するために、CLOiDは洗練されたハードウェア構成を備えています。
精密な動作を実現する機構
- 人間らしい器用さ: このロボットは、人間の肩、肘、手首の関節構造に匹敵する7自由度を持つ二本のアームを装備しています。さらに、各手には5つの独立制御可能な指が搭載されており、衣類の折り畳みや繊細な台所用品の取り扱いといった微細な運動タスクを実行できます。
- 適応可能な高さ: 胴体の傾斜機構により、CLOiDは膝の高さ(約105cm)から最大143cmまで高さを調整できます。これにより、低い戸棚から高いカウンター表面まで、様々な高さの場所に手が届きます。
- 安定した移動性能: 車輪付きのベースには、LGのプレミアムロボット掃除機から継承された自律走行ナビゲーション技術が採用されています。この設計は重心を低く保ち、子どもやペットがいる環境でもロボットの安定性と安全性を確保します。
移動型AIホームハブとしての統合
CLOiDの頭部は、統合されたチップセット、感情表現のための「表情」を表示するディスプレイ、そして一連のセンサーを備えた「モバイルAIホームハブ」として機能します。
ThinQエコシステムとの連携
- ThinQ ONとの連携: このロボットは中央制御装置として機能し、ThinQ ONハブとシームレスに統合されます。単にデジタルな命令を送るだけでなく、家電に物理的に働きかけ、例えば朝食の準備や洗濯工程全体を最初から最後まで管理するといった複雑な手順を実行できます。
- LGアクチュエータAXIUM: CLOiDの動作を駆動するのは、新しくブランド化された「LG Actuator AXIUM」ラインです。これらのコンパクトで高性能なアクチュエータは、ロボットの「関節」として機能し、人間レベルの操作に必要なトルクと精度を提供します。
CES 2026での実演
基調講演では、LGホームアプライアンスソリューションカンパニー社長のスティーブ・ペク氏が、CLOiDの能力を実際の家庭環境でデモンストレーションしました。ロボットが冷蔵庫から牛乳を取り出し、クロワッサンをオーブンに入れ、さらには洗濯かごを管理する様子が実演され、LGが目指す日々の手作業からの解放が示されました。
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ソース元
fZone.cz
Ubergizmo
LG Electronics Press Release Archive
CNET
Phandroid
Engadget
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