キプロス映画『ホールド・オン・トゥ・ミー』、2026年サンダンス映画祭ワールド・シネマ部門に選出

編集者: An goldy

キプロス製作の長編映画『ホールド・オン・トゥ・ミー』(ギリシャ語表記:Κράτα Με)が、2026年のサンダンス映画祭における「ワールド・シネマ・ドラマ部門」への選出を果たしました。ミールシニ・アリスティドゥ監督による本作の快挙は、キプロス出身の長編映画が同映画祭の主要な国際コンペティションに初めて選ばれたという点で、歴史的な瞬間となります。

この記念すべきワールドプレミアは、2026年1月22日から2月1日までアメリカ合衆国ユタ州パークシティで開催される予定です。特筆すべきは、2026年がパークシティを舞台とする最後のサンダンス映画祭となることです。2027年以降、映画祭はコロラド州ボルダーへ会場を移すことが決定しています。アリスティドゥ監督にとって本作は長編映画監督デビュー作であり、物語は11歳の少女アイリスが、疎遠になっている父親を探して人里離れた造船所へと旅立つ様子を描いています。この旅を通じて、二人の関係の脆さが探求されます。

リマソール出身のアリスティドゥ監督は、これまでにも短編映画で高い評価を得てきました。『セメラ』(2015年)や『アリア』(2017年)といった作品は、ヴェネツィア、トロント、トライベッカ、ベルリンといった世界有数の映画祭で上映されています。今回の『ホールド・オン・トゥ・ミー』は、父と娘の関係の様々な段階を描いた、彼女にとって非公式な三部作の完結編と位置づけられています。主要キャストには、クリストス・パスサリスとマリア・ペトロヴァが名を連ねています。

本作は、キプロス、デンマーク、ギリシャ、そしてアメリカ合衆国による国際共同製作作品です。撮影はリマソールとニコシアで、昨年の夏に行われました。アリスティドゥ監督は以前、廃墟となった造船所が、主人公が経験する感情的な置き去りの状態を象徴していると語っていました。それは、過去と未来の間に存在する境界的な空間として機能しています。

サンダンス映画祭への選出は、キプロス映画界の着実な発展を如実に示しています。2010年代後半以降、特に「Invest Cyprus」スキームを通じた政府の支援も相まって、キプロス映画は目覚ましい進歩を遂げてきました。リトアニアや北マケドニア/スロベニアからの作品と並んで、この権威あるコンペティションに選ばれたことは、キプロス映画が世界のインディペンデント映画の舞台において確固たる地位を築きつつあることの証明と言えるでしょう。

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ソース元

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