ジェイデン・スミス、クリスチャン・ルブタンのメンズ部門クリエイティブ・ディレクターに就任

高級フットウェアブランド、クリスチャン・ルブタンは、ジェイデン・スミスを同ブランド初のメンズ部門クリエイティブ・ディレクターに任命したことを発表しました。この新たな役職は、ブランドのメンズラインにおける重要な節目となります。

スミスは、今後年間4つのメンズコレクション（シューズ、レザーグッズ、アクセサリーを含む）の制作を統括し、製品デザインにとどまらず、キャンペーン、イベント、没入型体験の開発を通じて、ルブタンのメンズの世界に独自のビジュアルと感情的な世界観を形成していきます。2019年にルブタン氏と初めて出会い、クリエイティブな対話を経て今回の就任に至りました。ルブタン氏は、スミスの創造性、多次元的な世界観、インスピレーションを与えるスタイルと文化的感性、そして驚くべき好奇心とオープンさを高く評価しています。

スミスの最初のカプセルコレクションは、2026年1月にパリ・ファッションウィーク・メンズで発表され、その後ブティックで先行発売される予定です。この就任は、高級ファッション界における多様性と新しい才能の参入を促進する重要な瞬間と見られています。2008年に立ち上げられたメンズラインは、現在ブランドの収益の4分の1を占めており、スミスの参加は、このセグメントをさらに活性化させ、彼の芸術的感性とブランドの確立された美学を融合させることが期待されています。

スミスは、自身のブランドMSFTSrepでの経験や、音楽、パフォーマンス、アクティビズムにおける多分野にわたるアプローチを活かし、クリスチャン・ルブタンのメンズの世界観を「拡大し、豊かにする」ことを目指しています。彼は、自身のビジョンとルブタン氏のビジョンを融合させることは非常に自然であり、創造的な自由への共通の敬意があると述べており、このコラボレーションが成功する理由だと考えています。スミスは、過去を尊重しつつ、自身の視点を通して未来を形作ることで、ブランドの物語を継続していきたいと語っています。