クレオパトラの沈没港、タポスィリス・マグナ神殿近くで発見される
編集者: Iryna Balihorodska
2025年、考古学者たちはエジプトのタポスィリス・マグナ神殿近くの海中で、クレオパトラ7世の時代(紀元前1世紀)に栄えたとされる港を発見しました。この発見は、古代エジプトの海上交易とローマとの繋がりについての理解を深めるものです。タポスィリス・マグナは紀元前280年から270年の間にプトレマイオス2世フィラデルフォスによって設立され、その名前は「オシリスの偉大な霊廟」を意味します。
キャスリーン・マルティネス博士率いる発掘調査チームは、アンフォラ(貯蔵用容器)、錨、巨大な柱などの重要な構造物を海底から発見しました。これらの遺物は、港が磨かれた床やセメントで固められたブロックを備えた、活気ある交易の中心地であったことを示唆しています。この港は、クレオパトラの時代以前から王朝の初期にかけて活動していたと考えられています。発見された遺物は、サンゴ礁に守られた内港の存在と、古代における港の活発な利用を示しています。調査によると、古代の海岸線は現在の海岸から約4km離れた場所にありました。
この発見は、2022年にタポスィリス・マグナで発見された、地中海へと続く全長約1.3キロメートルの地下トンネルの発見に続くものです。これらの発見は、タポスィリス・マグナが宗教的な中心地であると同時に、クレオパトラの時代における重要な海上交易拠点であったことを強調しています。
この水中港の発見は、古代エジプトの海上交易路の重要性を改めて浮き彫りにします。ナイル川、紅海、地中海を結ぶこれらの交易路は、穀物、高級品、香辛料などの交換を促進し、エジプトの富と文化に貢献しました。特に地中海交易は、ギリシャ、フェニキア、ローマといった文明との交流を深め、アレクサンドリアのような港湾都市は商業と文化交流の中心地となりました。
この水中港の発見は、エジプトの観光業にも弾みをつけると期待されています。古代史やクレオパトラの遺産に興味を持つ人々を惹きつけるでしょう。現在も発掘調査は続けられており、今後の調査によって、古代エジプトの文化遺産やローマとの歴史的な繋がりについて、さらに多くのことが明らかになることが期待されています。最新の考古学的手法、例えばソナー探査や3Dマッピングなどが、これらの水中構造物の発見に不可欠でした。これは、考古学研究における現代技術の重要性を示しています。この発見は、クレオパトラの治世と古代エジプトの政治経済ネットワークについての理解を深めるものであり、古代エジプトの海上活動の複雑さと地中海におけるその重要性についての貴重な洞察を提供します。
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ソース元
Travel And Tour World
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New discoveries at Taposiris Magna Temple, Alexandria
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