WhiteBITコイン(WBT)、S Pの5つの主要暗号資産ベンチマークに採用

編集者: Yuliya Shumai

WhiteBIT

暗号資産取引所WhiteBITのネイティブトークンであるWhiteBITコイン(WBT)が、2025年12月4日、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスがキュレーションするS&P暗号資産広範デジタル市場(BDM)インデックスに正式に組み込まれたことがリトアニアのヴィリニュスから発表された。

この決定は、WBTが流動性、時価総額、ガバナンス、透明性、リスク管理といった厳格な機関投資家基準を満たしたことを示しており、WhiteBITがグローバルな機関投資家の関連性を獲得したことを象徴している。WBTはBDMインデックスに加え、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが提供する他の4つのデジタル資産ベンチマークにも採用された。具体的には、S&P暗号資産広範デジタル資産(BDA)インデックス、S&P暗号資産金融インデックス、S&P暗号資産大型株エクストラ・メガキャップ・インデックス、そしてS&P暗号資産大型株インデックスである。

これらの分類基準は、複数四半期にわたる流動性の安定性、価格形成の透明性、および一貫した時価総額の挙動を要求するものであり、WBTが投資会社やETF/ETN設計者が利用するグローバルなベンチマーク構造に統合された構成要素へと移行したことを意味する。このインデックスへの採用は、WBTの最近の市場実績に裏打ちされており、広範な市場のボラティリティにもかかわらず、WBTは2025年11月18日に62.96米ドルという史上最高値を記録していた。

WhiteBITの創設者兼CEOであるヴォロディミル・ノソフ氏は、このS&Pによる評価を、自社の地域(中央・東ヨーロッパ)の暗号資産インフラが世界の機関投資家の水準に到達したことの証左であると述べた。ノソフ氏はこれを「転換点」と表現し、コンプライアンスを遵守した暗号資産サービスの進化にとって重要であると強調した。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、Lukka社のPrime価格設定サービスを利用して、基準を満たす暗号資産を選定している。

WhiteBITは2018年に設立され、2025年には7周年を迎えた。同社は現在、世界中で3,500万人以上の顧客にサービスを提供している。トラフィックベースで最大の欧州暗号資産取引所の一つであるWhiteBITは、900以上の取引ペアをサポートし、VisaやFCユヴェントスなどとの協業実績を持つ。さらに、同社は2025年に米国市場への正式参入を果たし、ニューヨークに米国法人の本社を設立するなど、グローバルな規制環境への適応を加速させている。

業界全体として、この動きはインデックスプロバイダーが取引所や金融インフラストラクチャプラットフォームの体系的な役割を認識し始めているという市場の成熟傾向を反映している。WBTが複数の主要なS&Pベンチマークに組み込まれたことは、同社がグローバルな金融エコシステムにおける制度的な重要性を増していることを示唆している。

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ソース元

  • Decrypt

  • Markets Insider

  • Finbold

  • CoinGape

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